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平成21年度の管内における自家用電気工作物からの波及事故について

平成22年5月13日
北海道産業保安監督部

 平成21年度の管内における自家用電気工作物からの波及事故について、電気関係報告規則に基づき報告のあったものをとりまとめましたので、概要をお知らせします。

発生年月 平成21年4〜6月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中負荷開閉器(定格:7.2kV、300A、製造年:2008年)
事故の状況  当該開閉器は、事故発生前に実施した竣工時点検及び定期点検では、異常は認められなかった。事故時、天候は晴。当該開閉器内部での地絡・短絡により波及事故が発生。当該開閉器は、2008年7月に設置して1年も経過していないが、製造工程での不具合により、使用中に内蔵VT(制御電源用変圧器)の絶縁劣化が進行しコイルが損傷したのが発端となり当該開閉器内部で地絡・短絡に至ったと推定。
事故原因 設備不備(製作不完全)
被害状況 供給支障電力:240kW、供給支障時間:21分
再発防止対策
  1. 高圧気中負荷開閉器を他社製とした。
  2. 定期的にVT二次側電圧を測定する。

発生年月 平成21年4〜6月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中負荷開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:2005年)
事故の状況  当該開閉器は、事故発生前に実施した年次点検において、受電ケーブル系統が「E端子法」での絶縁抵抗値が1MΩで不良であった。事故当日、再点検すべくSOGテストSWを地絡側に押して、当該開閉器の開放を音と動作表示で確認後、操作ロープでハンドルを「切」とした。間もなく爆発音が2回して発煙と供に波及事故が発生。事故時、天候は晴。指針軸(可動コンタクトを作動させる軸)が製作時のメッキ不良で錆びたことにより、不完全開放状態となり当該開閉器内部でアークが継続し、地絡・短絡に至ったと推定。
事故原因 設備不備(製作不完全)
被害状況 供給支障電力:1,900kW、供給支障時間:11分
再発防止対策
  1. 高圧気中負荷開閉器を、対策品に交換する。

発生年月 平成21年7〜9月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中負荷開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:1991年)
事故の状況  当該開閉器は、事故発生前に実施した年次・月次点検では、異常は認められなかった。事故時、天候は雨。当該開閉器内部(2次側ブッシング)が地絡し波及事故が発生。原因は、事故の半月程前に落雷により負荷設備が損傷した事象があったことから、同落雷時に当該開閉器の2次側ブッシングに軽微な損傷が発生し、徐々に進行し地絡に至ったものと推定。なお、地絡継電器は動作していたものの、当該開閉器が連動動作しなかった原因は、設置後19年経過したことによる経年劣化及び同落雷時のトリップコイルの損傷によるものと推定。
事故原因 保守不備(自然劣化)
被害状況 供給支障電力:1,300kW、供給支障時間:60分
再発防止対策
  1. 避雷器の設置を検討する。
  2. 保安上重要な機器は、経年劣化等考慮して早めに交換する。

発生年月 平成21年10〜12月発生分
事業場の概要 受電電圧:66kV、電気主任技術者の選任形態別:自社
電気工作物の概要 特別高圧送電線(定格:66kV)
事故の状況 暴風雨の最中、借地外の樹木が倒木・飛来して特別高圧送電線に接触(推定)し地絡、短絡等が発生し波及事故に至った。
事故原因 自然現象(風雨)
被害状況 供給支障電力:
1回目5,100kW、供給支障時間:5分
2回目700kW、供給支障時間:8分
3回目700kW、供給支障時間:28分
再発防止対策
  1. 借地外においても危険木の調査及び伐採を行う。

発生年月 平成21年10〜12月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧区分開閉器2次側OC線(定格:6.6kV、製造年:1995年)
事故の状況  台風(屋根が飛ぶ程の強風)により飛来物が電柱支線に当たり、支線が玉碍子巻きつけグリップ部で緩んだ。数日後、支線が玉碍子巻きつけグリップ部から外れ、高圧区分開閉器2次側OC線に絡みついた。
この状態で1週間程風による揺れを繰り返しているうちに、OC線の絶縁が劣化し(以上推定)地絡が発生し、地絡した相から供給されていた当該開閉器GR制御電源も消失し波及事故に至った。事故時、天候は晴。
事故原因 保守不備(保守不完全)
被害状況 供給支障電力:926kW、供給支障時間:114分
再発防止対策
  1. 台風等の異常気象後には、臨時点検を実施する。
  2. 人目に付きがたい箇所の屋外電気設備に対しても、日常の巡視点検を実施する。

発生年月 平成21年10〜12月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:自社
電気工作物の概要 高圧受電ケーブル(定格:6.6kV、製造年:1992年)
事故の状況  電力会社の地中化ケーブル開閉器より、自社キュービクルまで高圧受電ケーブルで引込んでいたが、当該ケーブルがH鋼の角と接触していた地上箇所で絶縁が劣化し、地絡が発生して波及事故に至った。事故時、天候は晴。
事故原因 設備不備(施工不完全)
被害状況 供給支障電力:45kW、供給支障時間:66分
再発防止対策
  1. ケーブルが直接H鋼に接触しないようにエフレックス管路引込みとした。

発生年月 平成21年10〜12月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:1991年)
事故の状況  1ヵ月程前に近隣地域で雷害が発生し、その後の月次点検で高圧気中開閉器及び保護継電器の外観検査を詳細に実施し、異常がないことを確認していた。その後、高圧気中開閉器の内部(2次側)で地絡が発生し波及事故に至った。事故時、天候は雨。
 近隣地域で雷害が発生した時に、当該開閉器の2次側ブッシング内部側に亀裂が発生し、時間の経過とともに外側にも亀裂が進行し、事故当日にこの亀裂より雨水が浸入して地絡が発生し、DGR不作動のため波及事故に至ったと推定。なお、DGRは事故後の作動試験では、正常に作動しており事故時不作動の原因は不明。
事故原因 保守不備(保守不完全)
被害状況 供給支障電力:500kW、供給支障時間:71分
再発防止対策
  1. 避雷器の設置を検討する。
  2. 近隣で雷害が発生したときは、必要に応じ双眼鏡・ウルトラホン等を使用した臨時点検を実施する。

発生年月 平成21年10〜12月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:自社
電気工作物の概要 高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:1973年)
事故の状況  高圧気中開閉器内部の可動接触子支持碍子が破損し、地絡が発生して波及事故に至った。当該開閉器は事故前の月次外観点検では異常がなかったが、製造年が古く、経年劣化により破損したと推定。事故時、天候はみぞれ。
事故原因 保守不備(自然劣化)
被害状況 供給支障電力:420kW、供給支障時間:22分
再発防止対策
  1. 高圧気中負荷開閉器を、GR付き、避雷器内蔵型にした。
  2. 重要機器は、経年劣化を考慮し早期の交換を計画する。

発生年月 平成21年10〜12月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧受電ケーブル(定格:6.6kV、製造年:1979年)
事故の状況  高圧受電ケーブルの絶縁が低下(各相とも対地及び線間10MΩ)したため、電力会社の保護リレー(DGR・OCR)が作動して波及事故に至った。
当該ケーブルは事故発生前に実施した年次・月次点検では、異常は認められなかった。事故時、天候は晴。
事故原因 保守不備(自然劣化)
被害状況 供給支障電力:745kW、供給支障時間:77分
再発防止対策
  1. 高圧受電ケーブルは、15年経過で更新する。

発生年月 平成22年1〜3月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:1991年)
事故の状況  工場で火災が発生(電気以外の原因)し、キュービクルが焼損して内部で短絡が発生し、既に高圧気中開閉器のGR制御電源の電線も焼失していたため波及事故に至った。
事故原因 故意・過失(火災)
被害状況 供給支障電力:241kW、供給支障時間:66分
再発防止対策
  1. 工場全焼により受電設備廃止。

発生年月 平成22年1〜3月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:1990年)
事故の状況  高圧気中開閉器の電源側ブッシングが割れて地絡が発生し波及事故に至った。
 原因は、当該開閉器の電源側リード線のボルコン接続部に水が進入しリード線を伝わりブッシング部に滞留したことで、凍結融解によるブッシングの割れ及びトラッキングによるリード線の絶縁低下をまねき地絡が発生したと推定。事故時、天候は雪。
事故原因 保守不備(保守不完全)
被害状況 供給支障電力:100kW、供給支障時間:67分
再発防止対策
  1. 電源側リード線接続には防水スリーブを使用する。
  2. リード線最下部の高さを、高圧気中開閉器ブッシングより低くする。
  3. 重要機器は早めに更新する。
  4. 高圧気中開閉器の電源側の点検強化(絶縁測定、ウルトラホン等)を図る。

発生年月 平成22年1〜3月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:1990年)
事故の状況  高圧気中開閉器の電源側ブッシングが割れて地絡が発生し波及事故に至った。
 原因は、雨水が電源側リード線を伝わり高圧気中開閉器ブッシング部に滞留し、凍結融解を繰り返したことによりブッシングが割れ、さらに塩害等で絶縁が低下したため地絡が発生したと推定。事故時、天候は雪。
事故原因 保守不備(自然劣化)
被害状況 供給支障電力:900kW、供給支障時間:59分
再発防止対策
  1. 電源側リード線接続には防水スリーブを使用する。
  2. リード線最下部の高さを、高圧気中開閉器ブッシングより低くする。
  3. 重要機器は早めに更新する。
  4. 高圧気中開閉器の電源側の点検強化(絶縁測定等)を図る。

発生年月 平成22年1〜3月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 断路器(定格:7.2kV、400A、製造年:2006年)
事故の状況  年次点検を実施するため2班に分かれ、A班は区分開閉器のDGR連動試験の準備を行い、B班は低圧側の絶縁測定の準備を行っていた。点検作業前に関係者間で打合せを実施し、A班が区分開閉器のDGR試験後(開閉器開放後)に、B班が低圧側の絶縁測定を開始する手順であった。A班からB班にVCB遮断の指示があり、B班はVCBを遮断しA班にこの旨連絡した。その後B班は、A班から連絡がないにもかかわらず、VCB遮断後速やかに区分開閉器は開放したと思い込み、断路器下部で検電を行い(検電器は充電を示したが残留電荷によるものと思い)、保安接地のため断路器下部とキュービクル接地バーを短絡アース線でクリップしたところスパークとともに波及事故に至った(人身事故には至らず)。事故時、天候は曇。
事故原因 故意・過失(作業者の過失)
被害状況 供給支障電力:341kW、供給支障時間:57分
再発防止対策
  1. 作業計画書・作業手順書・安全計画書を作成し、これに基づいた年次点検の実施。
  2. 1指示、1操作で作業を実施する。
  3. 開閉器を解放後、年次点検を実施する。
  4. 電圧計・検電器で無電圧を確実に確認する。

発生年月 平成22年1〜3月発生分
事業場の概要 受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託
電気工作物の概要 高圧ケーブル(定格:6.6kV、製造年:1987年)
事故の状況  高圧ケーブルの被覆が、ハンドホール内で割れたため、地絡が発生し波及事故に至った。
 原因は、ケーブルが施工時からハンドホール内で屈曲して、屈曲部へのストレス、自然劣化の進行等で被覆が割れ、さらにハンドホール内に水が入り込みケーブルが水に浸ったため地絡が発生したと推定。事故時、天候は雪。
事故原因 設備不良(施工不完全)
被害状況 供給支障電力:160kW、供給支障時間:11分
再発防止対策
  1. 維持管理向上のため、自立式キャビネット型G付区分開閉器を新たに設置し、この入り口を責任分界点とする。
  2. 保安規程に基づく確実な点検を実施する。
  3. 受電設備の適切な更新を行う。

北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2720〜2721)
ファクシミリ:011-709-1796
E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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