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平成23年度第二四半期(7〜9月)の管内における発電所主要電気工作物破損事故について

平成24年2月20日
北海道産業保安監督部

 平成23年度第二四半期(7〜9月)に発生した管内における発電所主要電気工作物破損事故について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して5件報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせします。
 主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
 したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1・四半期第2・四半期第3・四半期第4・四半期

No.1
件名 【火力】 自家用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成23年7月
事故発生電気工作物 ボイラー 節炭器管
事故の概要  運転中、ドラムレベル下限によりMFTが動作、現場点検したところ節炭器下段の下部にて漏水状況を確認した。
 点検を行ったところ右側面水冷壁管1本と節炭器管1本の破孔を確認した。
事故原因 保守不備(保守不完全)
 節炭器管プロテクタ金具が水冷壁管に干渉し、水冷壁管が局部的に減肉摩耗し破孔した。その破孔部からの噴射水により節炭器が減肉摩耗し節炭器管が破孔に至ったものと推定した。
再発防止対策  プロテクタ取付金具が水冷壁管に干渉しないように金具の位置を変更した。また、定期自主検査時に再点検を実施する。

No.2
件名 【風力】 自家用発電所発電機破損事故
発生年月 平成23年7月
事故発生電気工作物 発電機
事故の概要  運転中に「BTB重故障(タワー)」のアラーム(発報)が発生し、風車が停止した。
 後日点検を実施した際に発電機出力ケーブル取り外しにより絶縁測定を行ったところ、発電機固定子コイルの相間の絶縁抵抗が0MΩであった。
事故原因  調査中。
 なお、当該風車は停止中。
再発防止対策  事故原因を踏まえ検討中。

No.3
件名 【火力】 自家用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成23年9月
事故発生電気工作物 ボイラー 水冷壁管
事故の概要  運転中に中央操作室にて給水流量と蒸気流量の差が急激に30t/h以上となったことを確認したため緊急停止した。
 点検を行ったところ対流伝熱部左側面水冷壁管2本、後面水冷壁管1本に破孔を確認した。
事故原因 保守不備(保守不完全)
 スートブロアの噴気流が後面壁管及び側面壁管の一定箇所に繰り返し吹き付けられることにより、プロテクタにて防護されていなかった当該管が減肉し、破孔に至ったものと推定した。
再発防止対策  点検結果を精査し、プロテクタによる水冷壁管の防護範囲並びに対流伝熱部に関する点検要領を見直し、その要領に基づく点検の徹底を行う。

No.4
件名 【火力】 事業用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成23年9月
事故発生電気工作物 ボイラー 二次過熱器管
事故の概要  運転中に中央操作室にて 給水流量が多いことを確認したため、ボイラー周りを調査したところ蒸気漏洩音を確認したためユニットを解列した。
 点検を行ったところ二次過熱器管1本の漏洩管を確認した。更に二次破孔管1本、二次損傷管2本も確認した。
事故原因 保守不備(自然劣化)
 高温の雰囲気で長時間使用したことにより「管内面の水蒸気酸化スケールの成長」及び「管外面の高温酸化スケールの成長・剥離」により肉厚が減少し、内圧によるクリープ損傷が進行したため、最終的に破孔に至ったものと推定した。
再発防止対策  定期的に二次過熱器管の肉厚測定を実施するとともに、内面の水蒸気酸化スケールを測定し、スケール厚さの管理を行う。

No.5
件名 【水力】 事業用発電所水車破損事故
発生年月 平成23年9月
事故発生電気工作物 水車(調速機)
事故の概要  水車発電機のオーバーホール作業を行っていたところ、所内電源故障が発生し、手動で水車発電機を停止した。その後の点検で異常が見つからなかったため、復旧作業を行い試運転を行った。その際に発電機の振動が通常より大きい状況が続いたため再び当該水車発電機を停止した。
 後日、水抜き後ランナベーンの動作を外観点検したところ一部のランナベーンが正常に動作していないことが分かった。
事故原因  故意・過失(作業者の過失)
 オーバーホール作業中、励磁装置の試験回路で仮設交流電源と直流電源を混触させたために「所内電源故障」を発生した。その影響で補助継電器が不用動作したことによって遮断情報が制御装置に送られ、ランナベーンが急開閉を繰り返し、その時に異常な応力が加わり、ランナベーンアームが破断したものと推定した。
再発防止対策  事故原因を踏まえ検討中。

北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2720〜2722)
ファクシミリ:011-709-1796
E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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