北海道産業保安監督部
サイトマップ  お問い合わせ  RSS  トップページ
トップ電気保安電気事故関係平成23年度第4四半期(1〜3月)の管内における発電所主要電気工作物破損事故について

平成23年度第4四半期(1〜3月)の管内における発電所主要電気工作物破損事故について

平成24年7月9日
北海道産業保安監督部

 平成23年度第4四半期(1〜3月)に発生した管内における発電所主要電気工作物破損事故について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して6件報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせします。
 主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
 したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1・四半期第2・四半期第3・四半期第4・四半期

No.1
件名 【風力】 自家用発電所発電機破損事故
発生年月 平成24年1月
事故発生電気工作物 発電機
事故の概要  風車発電機が停止し、現地調査をした結果、 昇圧用変圧器の遮断器が地絡過電圧動作により開放していることを確認した。発電機の固定子巻線と対地間の絶縁抵抗を測定したところ、絶縁不良(1,000kW側及び200kW側いずれも)であったことから発電機の破損と判断した。
事故原因 設備不備(政策不完全)
 固定子巻線を挿入する際に、絶縁を傷つけた可能性又は異物が混入した可能性が高いものと推定した。
再発防止対策  固定子巻線の絶縁強化を行うとともに、定期点検時に絶縁抵抗測定し、各相のバランス等に異常が認められた場合には必要な対策を講ずることとした。

No.2
件名 【火力】 自家用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成24年1月
事故発生電気工作物 ボイラー 蒸発管
事故の概要  運転中にボイラーの圧力異常の警報が出た後にMFT(主燃料遮断)動作によりボイラーが停止した。
 燃焼室周囲を巡回したところ、地上より26mのフロアにて蒸気が漏れている音を確認した。
事故原因 保守不備(保守不完全)
 破損した蒸発管とその直下にある蒸発管が一次空気吹込ノズルの破損により一次空気に曝され摩耗減肉が進行したものと推定した。
再発防止対策  定期点検時に確認できるよう、特に炉内蒸発管の減肉が著しいところを測定ポイントに追加するよう見直した。
 さらに、一次空気吹込ノズルをブロック分けして管理するとともに、交換周期を見直した。

No.3
件名 【火力】自家用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成24年2月
事故発生電気工作物 ボイラー 過熱器管
事故の概要  運転中の巡回で外部熱交換器付近の保温金具の隙間から蒸気が漏れているのを発見した。その後の調査で熱交換器過熱器管からの漏洩を確認した。
事故原因 設備不備(製作不完全)
 過去に熱交換器を前壁乗せ掛け式から吊り下げ式に改造した際に、入口貫通部シールボックスの補強板に切り欠きを施したことにより、当該部に応力が集中し、亀裂が助長され漏洩に至ったものと推定した。
再発防止対策  漏洩管及び亀裂管を取替えた。
 なお、恒久対策について検討中。

No.4
件名 【火力】自家用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成24年2月
事故発生電気工作物 ボイラー 過熱器管寄せ
事故の概要  補修工事を終え、ボイラーの昇圧中に、過熱器管寄せ部の異常発熱をサーモグラフィーで確認した。また、保温材の隙間から蒸気の微量な漏れ及びドレン滴下を確認した。
事故原因 設備不備(製作不完全)
 運転中に最終過熱器出口管寄せが固定サポートを支点に水平移動し三次過熱器出口管寄せと干渉し割れが発生したものと推定した。
再発防止対策  直近の社内点検時に最終出口管寄せ及び固定サポートを取り付けて、冷缶時と同等(12.6mm)の間隔を保持することとした。
 推定原因が熱伸びであることから熱伸び計測用金物を製作し、継続監視することとした。

No.5
件名 【風力】 自家用発電所発電機破損事故
発生年月 平成24年3月
事故発生電気工作物 発電機
事故の概要  風車発電機が停止し、現地調査をした結果、昇圧用変圧器の遮断器が地絡過電圧動作により開放していることを確認した。発電機の固定子巻線と対地間の絶縁抵抗を測定したところ、絶縁不良(200kW側)であったことから発電機の破損と判断した。
事故原因  調査中
再発防止対策  原因が特定した後、検討。

No.6
件名 【火力】 事業用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成24年3月
事故発生電気工作物 ボイラー 節炭器管
事故の概要  運転中に「火炉ドラフト高」、「主蒸気圧力低」の警報に続いて「ドラム水位低警報」、「ドラム水位非常低警報」に至り、ユニットが自動停止した。後日、ボイラーの内部点検の結果、節炭器管が破孔しているのが分かった。
事故原因 保守不備(保守不完全)
 破孔した部位はバッフルプレートの影響で管の間を流れるガス量が多くなるところであったため、アッシュエロージョンにより局部的な摩耗が進行し破孔に至ったものと推定した。
再発防止対策  アッシュエロージョンによる局所的な摩耗の可能性があるバッフルプレート近傍の管について、定期的に肉厚測定を実施して健全性を確認することとした。

北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2720〜2722)
ファクシミリ:011-709-1796
E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

  このページのトップへ
 一覧にもどる トップページにもどる
北海道産業保安監督部
〒060-0808 札幌市北区北8条西2丁目 札幌第1合同庁舎 北海道産業保安監督部管理課
Copyright © 2004 北海道産業保安監督部 All rights Reserved.
プライバシーポリシー