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平成25年度第2四半期(7月〜9月)の管内における発電所主要電気工作物破損事故について

平成25年12月18日
北海道産業保安監督部

 平成25年度第2四半期(7月〜9月)に発生した管内における発電所主要電気工作物破損事故について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して2件報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせします。
 主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
 したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1・四半期第2・四半期第3・四半期第4・四半期

No.1
件名 【火力】自家用発電所ボイラー破損事故
発生年月 平成25年7月
事故発生電気工作物 蒸発管
事故の概要  運転中に給水流量計が振り切り、汽水ドラム水位が急激に減り、MFTの作動によりボイラーが停止。点検の結果、蒸発管1本の破孔と炉底管3本に減肉を確認。
事故原因  ボトムブローからズリ(石炭採掘中に混入する石)が多く発生していたことからボイラーの層内で局部的に流動不良が発生し、破孔部周辺で層内流動が局所的に速くなり、最下部のプロテクター溶接線が割れて下部プロテクターが脱落し、流動媒体による摩耗・減肉により破孔に至ったと推定。
再発防止対策  1.プロテクターの両端に落下防止用のバンドの取付け
 2.石炭受け入れ時にずりが多く認められた時点で、その石炭の燃焼量を制限または中止
 3.層内温度の局部的な低下が出た時点で、炉内媒体入替えを実施
 4.ボトムブロー抜き出し炉内媒体粒径管理の強化

No.2
件名 【風力】自家用発電所風力機関破損事故
発生年月 平成25年9月
事故発生電気工作物 風車(主軸)
事故の概要  早朝にアラーム発報があり、風車が停止。
 現地調査を行ったところ、風車(ロータハブ、ブレード3枚)が脱落・落下しているのを確認。
事故原因 設備不備(施工不完全)
 破断した主軸を調査した結果、当該機で使用するまえに主軸焼付けを起こした際の修理方法に対して、事業者がメーカーの事前確認を行わず、指示が不十分だったことから不適切な補修が行われたまま運転を継続した結果、主軸の軸受段付き部の加工部から亀裂が発生し、金属疲労により主軸破断に至ったものと断定。
再発防止対策  1.事故原因に対する対策として、技術標準書を定め管理を徹底
 ・重要部位に関する修理方針の徹底(技術標準書を策定)
 ・重要部位に関する修理部品使用方針の徹底(技術標準書を策定)
 ・社内組織の見直し(仕様書、検収の徹底)
 2.主軸軸受の焼付き防止に対して以下の対策を措置
 ・温度センサー等の設置
 ・管理手順の見直し(保安規程の見直し)

北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2720〜2722)
ファクシミリ:011-709-1796
E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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