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平成25年度第一四半期(4〜6月)の管内における波及事故について

平成25年 9月 6日
北海道産業保安監督部

 平成25年度第一四半期(4〜6月)に発生した管内における自家用電気工作物の破損等により一般電気事業者の電力供給に支障を与えた事故(波及事故)について、電気関係報告規則に基づき8件の報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせいたします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

No.1
発生年月 平成25年4月
事故発生
電気工作物
引込用高圧ケーブル(定格:6.6kV、CV60mm2×3C、製造年:1983年)
事故の状況  電力会社の変電所の地絡継電器が動作した波及事故が発生。
 電力会社から当該電気工作物が事故点との連絡を受け、点検を実施したところ、分岐開閉器2次側に接続した引込用高圧ケーブルの三叉管部分に焼損痕を確認。
 高圧ケーブル三叉管部分が経年劣化により雨水が浸入し、絶縁破壊を起こし地絡し波及事故に至ったものと思われる。
 なお、当事業所には地絡保護継電器が設置されていない。
 当日の天候は強風、雨であった。
 外部委託の電気主任技術者は事故前月に実施した年次点検でケーブルの老朽化を指摘、地絡保護継電器の設置要請を行っている。
事故原因 保守不備(自然劣化)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:442kW、供給支障時間:69分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策
  1. 交換推奨年を経過している機器は早めに交換する。
  2. 財産分界点・責任分界点には地絡保護継電器を設置する。
参考図 単線結線図(PDF形式/49.8KB)写真(PDF形式/180KB)

No.2
発生年月 平成25年4月
事故発生
電気工作物
真空遮断器(VCB 定格:7.2kV、600A、製造年:1997年)
事故の状況  電力会社の変電所の継電器が動作した波及事故が発生。
 電力会社から当該電気工作物が事故点との連絡を受け、点検を実施したところ、半地下の電気室が水没していた。
 当日は小雨であったが融雪水が流入する状況にあった。
 電気室の水没を回避するために自動運転の排水ポンプが設置されおり、事故時も運転されていたが、排水管の逆流防止弁が動作不良であったため、十分な排水が行われなかった。
 水没によりVCB充電部で地絡・短絡が発生したものと推測。
事故原因 保守不備(保守不完全)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:1,100kW、供給支障時間:286分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:統括選任)
再発防止対策
  1. 電気室への雨水等の流入箇所を改修
  2. 点検時に地下ピットの排水ポンプの稼働を確認
  3. 設備監視として水位情報の遠隔監視機能を追加
参考図 単線結線図(PDF形式/284KB)写真(PDF形式/138KB)

No.3
発生年月 平成25年4月
事故発生
電気工作物
高圧断路器(定格:7.2kV、600A、製造年:2012年)一次側に取り付けた接地短絡器具
事故の状況  機器の増設及び配置の変更をするために、断路器一次側に接地短絡器具を取り付けて、停電工事を実施していた。
 作業開始時、主任技術者(外部委託)は立ち会っていたが、作業中にもかかわらず他の現場へ向かうため現場を離れた。
 工事業者は工事が完了した事から、電話で主任技術者に報告したところ、主任技術者は自分が不在であるにもかかわらず、工事業者に対し安全を確認して電源を投入するように指示した。
 工事業者は十分な確認を行わず、接地短絡器具を取り付けたまま電源を投入したため、短絡し波及事故に至った。
事故原因 故意・過失(作業者の過失)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:300kW、供給支障時間:31分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策
  1. 主任技術者は予定作業時間中は施工状況、作業の安全を監視し、現場を離れない。
  2. 停電、復電に必要な開閉器操作は主任技術者立会で行う。
  3. 作業前打ち合わせで作業要領を確認する。
  4. 安全装置の外し忘れ、工具等の置き忘れを防止するため、復電直前のチェックリストを作成し、キュービクル等の盤面に取り付ける。
  5. 接地短絡器具を取り付けた際、開閉器操作引き綱「入」側に「短絡接地中」の表示札を取り付ける。
参考図 単線結線図(PDF形式/97.7KB)写真(PDF形式/55.8KB)

No.4
発生年月 平成25年4月
事故発生
電気工作物
高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、VT・LA内蔵、DGR付、製造年:1995年)
事故の状況  今冬の積雪は例年の倍以上あり、高圧気中負荷開閉器の地絡方向継電器は地上高6.5mに取り付けてあったが、吹き溜まりによって地絡方向継電器箱の直下まで積雪していた。
 高圧気中負荷開閉器の制御線の制御装置への挿入取り回しのために下げてあった箇所が、融雪によって徐々に引っ張られ、制御線が固定バンドに食い込み短絡した。
 制御線の短絡によってVTに過大電流が流れて焼損し、絶縁破壊を起こして地絡し波及事故に至ったものと思われる。
事故原因 保守不備(保守不完全)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:126kW、供給支障時間:108分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策
  1. 豪雪地帯では、地絡保護継電器の取り付け位置を高くし、除雪を行う。
  2. 制御ケーブルの支持は、食込まないように固定バンドに緩衝材を使用し施工する。
  3. 定期点検時に地絡保護継電器の配線状況に異常が無い事を確認する。
参考図 単線結線図(PDF形式/51.3KB)写真(PDF形式/166KB)

No.5
発生年月 平成25年5月
事故発生
電気工作物
高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、製造年:2009年)
事故の状況  年次点検作業の始めに区分開閉器の地絡試験スイッチによる動作試験を実施したところ、区分開閉器の指針が切ではなくて中間位置となった。
 その後、区分開閉器のパッキン部から黒煙が噴出し、電力会社変電所の過電流継電器が動作した波及事故が発生した。
 当該開閉器は2009年にリコール品と交換した開閉器。
事故原因 設備不備(製作不完全)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:1,100kW、供給支障時間:17分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策 事前にトリップコイルの絶縁抵抗測定をするなど一層の事故防止対策を図る。
参考図 単線結線図(PDF形式/100KB)写真(PDF形式/153KB)

No.6
発生年月 平成25年5月
事故発生
電気工作物
高圧気中開閉器(定格:7.2kV、200A、DGR付、製造年:2008年)
事故の状況  当日は付近一帯で雷が頻発していた。
 電力会社の変電所の過電流継電器が動作した波及事故が発生。
 電力会社から当該電気工作物が事故点との連絡を受け点検を実施したところ、高圧気中開閉器本体負荷側の焼損、ブッシング破損を確認。地絡方向継電器もトリップコイルが焼損。
 誘導雷により高圧気中開閉器が絶縁破壊をおこし制御装置も同時に焼損して波及事故に至ったものと推定。
 なお、当該高圧気中開閉器には、避雷器が内蔵されておらず、事故発生前に実施した月次点検では、異常は認められなかった。
事故原因 自然現象(雷)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:520kW、供給支障時間:210分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策 避雷器を設置する。
参考図 単線結線図(PDF形式/80.8KB)写真(PDF形式/250KB)

No.7
発生年月 平成25年5月
事故発生
電気工作物
特別高圧送電線(使用電圧 66kV、電線 HDCC 55mm2)
事故の状況  自家用送電線において、アカゲラの巣穴から腐食したと思われるとど松が倒木して接触したため送電停止となり、電気事業者に供給支障を発生させた。
 天候は晴れで微風状態であった。
事故原因 他物接触(樹木接触)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:3,400kW、供給支障時間:41分
(受電電圧:66kV、電気主任技術者の選任形態別:自社選任)
再発防止対策
  1. 送電線点検を実施し、倒壊危険木については状況把握に努め、必要に応じて所有者に伐採を要請する。
  2. 巡視・点検の精度を上げ、野鳥の巣についても確認を行い、危険と判断されるものは計画的に伐採を行う。
参考図 写真(PDF形式/53.7KB)

No.8
発生年月 平成25年6月
事故発生
電気工作物
高圧ガス開閉器(定格:7.2kV、200A、VT内蔵、DGR、製造年:1991年)
事故の状況  電力会社の変電所で地絡を検出したが、再閉路成功。
 外部委託の主任技術者が需要設備の地絡保護装置の動作を確認し、絶縁抵抗を測定したが、結果的に異常が無いと判断し開閉器を投入して様子を見ようとしたところ地絡方向継電器が動作し開閉器が開放した。
 この時点で電力会社に連絡を入れるべきところ連絡せずに再度開閉器を投入したところ、開閉器が動作せず、地絡方向継電器の地絡過電圧、地絡過電流のランプが点灯したため、手動で開閉器を開放した。
 同時刻に電力会社が配電線路に設置しているリクローザが地絡を検知して波及事故に至った。
 その後、構内架空線の巡視を行った結果、構内柱に蔦が絡まっているのを確認し、撤去。
事故原因 故意・過失(作業者の過失)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:31kW、供給支障時間:23分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策
  1. 高圧不点における事故復旧作業は、電力会社と連絡を密に取り実施する。
  2. 架空電線路の周辺樹木は、成長に合わせて早めに伐採する。
参考図 単線結線図(PDF形式/128KB)写真(PDF形式/159KB)


北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2720〜2722)
ファクシミリ:011-709-1796
E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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