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平成27年度の管内における感電等死傷事故について

平成29年 1月 6日
北海道産業保安監督部

 平成27年度に発生した管内における感電等死傷事故について、電気関係報告規則に基づき当部に対して4件の報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

No.1
発生年月 平成27年5月
事故発生
電気工作物
屋内電気室内キュービクル 高圧交流負荷開閉器(LBS)
事故の状況
  • 被災者は、設置者から当該事業場の工事、維持及び運用に係る業務委託を受けた電気主任技術者である。
  • 翌月に停電での年次点検を予定していたところ、被災者は、年次点検前にキュービク内の床面の清掃するため、本人の判断で掃除機等を持参し、充電中のキュービクル内部に侵入して清掃作業を行っていた(側面扉、正面扉の両方から清掃作業実施)。
  • 活線状態でキュービクル内部の床清掃を実施していた際に、誤って所持していた掃除機の吸い込みノズルを高圧交流負荷開閉器(LBS)に接触させて感電したものと推定。
  • 被災時の服装は作業服にジャンバーを着用していたが、ヘルメット等の保護用具は使用していなかった。
  • 事故原因 感電(被害者の過失)
  • 安全管理(キュービクル内へ立ち入る際の保護用具の着用等)や安全教育が徹底されていなかった。
  • 高圧交流負荷開閉器に誤って触れられるような構造となっていた。
  • 被害の状況
    (被害者、年齢)
    骨折、電撃症(左環指)、額部損傷、入院
    (電気主任技術者、68歳)
    再発防止対策
  • 各電気主任技術者へ安全管理の徹底(キュービクル内への立ち入りについて、保護用具の着用及び鍵の管理の徹底)と注意喚起。
  • 各設備管理員へ検診作業等必要時以外の電気室への立ち入り禁止、停電時以外のキュービクル内の立入禁止、電気年次点検立会時等の保護用具(ヘルメット、絶縁手袋等)の着用徹底、閉鎖型キュービクルの鍵管理の確認と徹底、キュービクル発報時は電気主任技術者の指示に従い行動するよう再徹底及び注意喚起を実施。
  • 設備面での対策として、キュービクル裏面開口部及びLBS付近にアクリル板等の接近防止の処置を講じる。
  • 参考図 写真及び状況図(PDF形式/58.9KB)

    No.2
    発生年月 平成27年7月
    事故発生
    電気工作物
    配電室内の200V動力盤
    事故の状況
  • 被災者は、当該事業場の使用者から調査修理の依頼を受けた厨房機器メーカーの保守員である。
  • 被災者は、使用者からの依頼を受け現場に到着後、設備管理会社職員及び電気主任技術者に作業連絡はせず、一人で作業をしていた。
  • 当該事業場に常駐する管理会社の職員が、配電盤室内の低圧動力盤で、正座状態から前のめりで倒れている被災者を発見。
  • 被災者は、食器洗浄機の電源配線の断線を疑い、延長コードの芯線を利用して電源配線の導通確認準備を行おうとした際に、電源幹線銅帯に左肩裏側が接触し感電したものと推定。
  • 被災者は上下作業服を着用していたが、素手で腕まくり、裾まくりをしていて肌の露出が多く、靴は運動靴で保護帽の着用はなかった。
  • 事故原因 感電(被害者の過失)
  • 工事等の事案が発生した場合、設置者が把握できるような体制とはなっていなかった。
  • 工事業者の作業内容、資格の有無などの確認や使用者の立会いがなかった。
  • 安全管理(保護用具の着用等)や安全教育が徹底されていなかった。
  • 被害の状況
    (被害者、年齢)
    感電死
    (厨房機器メーカー保守員、33歳)
    再発防止対策
  • 使用者側の設備において屋内配線工事を実施する事案が生じた場合は、設置者が確実に把握できるよう使用者は設置者に対して必ず報告する。
  • 上記報告を円滑に行うため、使用者及び設置者内で、組織図・緊急連絡先を作成、共有し、緊急時の連絡体制を確立する。
  • 使用者側の設備において、故障による漏電警報発報時は、設置者が確実に状況把握できるよう使用者は設置者に対して報告を行い、外部委託先へ連絡をし、助言・指導を受ける。
  • 工事業者の作業内容、資格の有無を確認し、必要に応じて使用者が立ち会う。
  • 設備管理従事者は、電気に関する知識を向上する為、電気特別講習を受講し、運用に従事する者、関係者への周知、教育を実施する。
  • 当該事故について、メーカーへ再発防止対策を作成するよう要請。
  • 参考図 状況図(PDF形式/88.4KB)

    No.3
    発生年月 平成27年8月
    事故発生
    電気工作物
    電灯動力分電盤 積算電力計
    事故の状況
  • 被災者は、当該事業場の電気主任技術者である。
  • 事業場建物内のテナントの使用電力量把握のために設置されていた積算電力計25台が検満時期となったことから、被災者は2名の作業員と3名で、9時頃から建物6階と7階にて交換作業を行っていた(交換作業前・後において、地下電気室にて電源ブレーカーの操作により停電作業で実施)。
  • 交換作業の完了の報告を受けた被災者が、地下電気室へ下がり電源ブレーカーを投入(復電)した後に、確認のため7階へ上がり、交換した積算電力計の配線確認を行っていた際に電力計端子台部分に工具(ドライバー)を接触させてたことで短絡状態となり感電した。
  • 作業時の服装は作業服上下にスニーカーを履いていたが、素手で作業を行っており、ヘルメットも使用していなかった。
  • 事故原因 感電(被害者の過失)
  • 電力計交換後の配線確認作業を活線状態で行ったため。
  • 被害の状況
    (被害者、年齢)
    電撃症(右手、左前腕)、入院(5日間)
    (電気主任技術者、44歳)
    再発防止対策
  • 作業体制の見直しとして、作業手順や人員配置の見直し、作業前の安全確認や危険予知の励行での安全確保を図る。
  • 作業内容に応じて、必要な保護具を確実に着用する。
  • 作業は2人一組で実施し、電源投入や作業完了確認も一人で行わないなど、作業者全員が常に危険意識を持ちながら作業を行う。
  • 事故発生連絡体制の見直し(事故等が発生した際の迅速な連絡体制を整える)

  • No.4
    発生年月 平成27年12月
    事故発生
    電気工作物
    受電用屋内キュービクル
    事故の状況
  • 被災者は、当該事業場の増設工事に係る電気工事業者の施工指揮者である。
  • 被災者は、電気室に火災報知器盤へのアラーム出力ケーブル接続のため入室した際に、キュービクル内部の汚れが気になったことから、ハンディーモップを使って清掃作業を行っていたところ、キュービクル6面目の高圧饋電盤内にある零相地絡検出装置(ZPD)付近の清掃中にモップが充電部に触れ感電した。
  • 作業時の服装は、作業服上下でヘルメットは着用していたが、高圧充電部接近作業であるにも関わらず、高圧手袋や長靴等は着用していなかった。
  • 事故原因 感電(作業方法不良)
  • 高圧充電部接近にも係わらず、高圧手袋・高圧長靴を着用せず作業を行った。
  • 被災者本人は作業の安全管理を行う施工指揮者の立場であったが、自ら一人作業を行った。
  • ケーブルの接続作業、清掃作業とも予定外の作業であり、監視人も付けずに安易に一人で作業を行ってしまった。
  • 被害の状況
    (被害者、年齢)
    電撃症(両手掌、膝)、入院
    (電気工事作業者、52歳)
    再発防止対策
  • 電気室内の作業は、危険作業の有無に関わらず二人作業で行う。
  • 高圧充電部接近作業は、高圧手袋・長靴を必ず着用する。
  • 予定外作業を行う際は、簡易な内容でも作業計画を作成し、作業前ミーティングを行ってから作業を行う。
  • 受変電設備に係る作業については、設置者及び電気主任技術者に工事内容を伝えた上で了承を得てから作業を行う。
  • 参考図 写真及び状況図(PDF形式/91.5KB)

    北海道産業保安監督部 電力安全課
    電話:011-709-2311
    (内線 2730〜2732)
    ファクシミリ:011-709-1796
    E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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