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平成28年度第2四半期(7月〜9月)の管内における波及事故について

平成29年 3月23日
北海道産業保安監督部

 平成28年度第2四半期(7月〜9月)に発生した管内における自家用電気工作物の破損等により一般電気事業者の電力供給に支障を与えた事故(波及事故)について、電気関係報告規則に基づき13件の報告があり、原因が自然現象ではない2件について概要をとりまとめましたのでお知らせいたします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期

No.1
発生年月 平成28年7月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格3.6/7.2kV 製造年:2003年)
事故の状況
  • 当該気中開閉器(PAS)については、メーカーリコール対象製品の該当品であることから、メーカー技術員に現地調査を依頼したがリコール該当品ではないと判断され、点検対象需要家リストに登録されなかった。
  • 電力会社の変電所の地絡継電器が動作した波及事故が発生。
  • 外部委託の電気主任技術者が現場において、SOG(無方向)の動作表示あり、指針が「切」であること、高圧回路絶縁抵抗測定値が負荷側から三相一括で0MΩ、トリップコイルの絶縁抵抗が0MΩであることを確認し、PASの故障と判断。
  • 事故原因 設備不備(製作不完全)
    被害状況
    (事業場の概要)
    供給支障電力:354kW、供給支障時間:129分
    (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
    再発防止対策
  • リコールについて、PAS本体下部に記載の文字で該当品であるか否かを確認する。
  • 年次点検は、トリップコイルの絶縁抵抗を測定し、内部状態の把握に努める。
  • 当該気中開閉器メーカーのトリップコイルの絶縁抵抗を、100MΩとして管理する。

  • No.2
    発生年月 平成28年8月
    事故発生電気工作物 屋内キュービクルの断路器電源側
    事故の状況
  • 事故当日は、当該事業場の受電地点の変更工事、電力会社のVCTの移設工事及び当該事業場の年次点検を実施。
  • VCT移設業者が既に開放している分岐開閉器を投入状態と勘違いし操作したことにより、開閉器投入となり電力会社変電所の配電用遮断機OCRが動作し波及事故に至った。
  • 屋内キュービクル一次側には接地短絡器具が取り付けられ、開閉器開放中の表示札は無かった。
  • 主任技術者は、電気工事業者から開閉器を開放するといわれ、構内の区分開閉器を開放すると勘違いし確認せずに了解した。
  • 電気工事業者は、電力会社の分岐開閉器が開放されていることを確認せずに操作し、投入状態となった。
  • 事故原因 故意・過失(作業者の過失)
    被害状況
    (事業場の概要)
    供給支障電力:200kW、供給支障時間:58分
    (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
    再発防止対策
  • 作業前に各社合同で、行程表・手順の確認を行い、主任技術者の指導の元、指揮命令・作業手順を徹底する。
  • 手順の確認時には操作対象の開閉器を図面等で確認し、当日使用する名称が曖昧にならないように適切な名称を使用する。
  • 分岐開閉器は、操作委任を受けた主任技術者が操作する。

  • 北海道産業保安監督部 電力安全課
    電話:011-709-2311
    (内線 2730〜2732)
    ファクシミリ:011-709-1796
    E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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