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平成30年度上半期(4月〜9月)の管内における波及事故について

平成30年10月23日
北海道産業保安監督部

 平成30年度上半期(4月〜9月)に発生した管内における自家用電気工作物の破損等により一般電気事業者の電力供給に支障を与えた事故(波及事故)について、電気関係報告規則に基づき9件の報告があり、概要をとりまとめましたのでお知らせいたします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

上半期下半期

No.1
発生年月 平成30年4月
事故発生電気工作物 断路器(定格:7.2kV 200A 製造年:−年)
事故の状況  受電用引込ケーブル更新工事のため柱上気中開閉器を開放し短絡接地器具をキュービクル内の断路器端子に取付した。
 ケーブル取替後、断路器端子に取付た短絡接地器具を外すのを忘れたまま、受電するために柱上開閉器を投入し、三相短絡により波及事故に至った。
事故原因 故意・過失(作業者の過失)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:112kW、供給支障時間:55分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策  主任技術者、工事施工業者に加え設置者の責任者の立会を求め、関係者が相互に工事開始・終了時に安全作業確認票を使用し電気工作物の異常、作業に使用した機械・器具等の取り忘れがないことを確認する。

No.2
発生年月 平成30年5月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格:7.2kV 200A GR付 製造年:2017年)
事故の状況  電力会社の地絡過電圧継電器が動作、再閉路開閉器が地絡により動作し、停電が継続した。電力会社が分岐開閉器を開放し、停電が解消された。
 電力会社から連絡を受け、現場を調した結果、第1柱に設置されている区分開閉器本体が絶縁不良であることが分かった。
事故原因 自然現象(雷)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:149kW、供給支障時間:143分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策 同様の事故を防ぐため避雷器内蔵の高圧開閉器に変更することとした。

No.3
発生年月 平成30年6月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格:7.2kV 200A 製造年: −年)
事故の状況  電力会社の地絡過電圧継電器が動作、再閉路開閉器が地絡により動作し、停電が継続した。
 電力会社から連絡を受け、現場を調査した結果、第1柱に設置されている引込ケーブルが絶縁不良であった。
 また、区分開閉器の地絡方向継電器の制御線にきつつきによる突きによる傷があることから区分開閉器が地絡による動作がしなかったことも原因の一つであることが判明した。
事故原因 他物接触(鳥獣接触)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:266kW、供給支障時間:66分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策 鳥獣防止器具を高圧ケーブルに装着する。

No.4
発生年月 平成30年6月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格:7.2kV 200A 製造年:−年)
事故の状況  電力会社の地絡過電流継電器が動作、再閉路開閉器が地絡により動作し、停電が継続した。
 電力会社に確認したところ、気中開閉器に落雷があり、絶縁破壊を起こしたとのこと、現場を調査した結果、気中開閉器の損傷に加え、キュービクル内の電力ヒューズも溶断していた。
事故原因 自然現象(雷))
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:−kW(104戸)、供給支障時間:66分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策  −

No.5
発生年月 平成30年6月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格:7.2kV 200A 製造年:2018年)
事故の状況  電力会社の過電流継電器が動作し停電となった。
 電力会社から気中開閉器が損壊している旨の通報があり、現地にて当該開閉器が直撃雷により損壊しているのを確認した。
事故原因 自然現象(風雨)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:390kW、供給支障時間:33分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策  落雷(直撃雷)を防止することは出来ないが、避雷器内蔵の開閉器に取替えた。

No.6
発生年月 平成30年6月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格:7.2kV −A  製造年:−年)
事故の状況  電力会社から連絡を受け、現場を調査した結果、受電柱の直撃雷を受けた気中開閉器を確認した。
事故原因 自然現象(雷))
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:120kW、供給支障時間:50分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策  −

No.7
発生年月 平成30年7月
事故発生電気工作物 負荷開閉器(定格:7.2kV 200A  製造年:−年)
事故の状況  停電作業による年次点検が終了し、負荷開閉器一次側に取付けた短絡接地器具を取り外すのを忘れたまま、気中開閉器を投入したため、電力会社の変電所にある遮断器が地絡継電器により動作した。
事故原因 故意・過失(作業者の過失)
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:1,510kW、供給支障時間:21分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:選任)
再発防止対策 作業責任者は作業状況を確認するとともに、作業者から実施した作業内容を報告させることとした。
 また、電圧変成器内蔵型の高圧気中開閉器に取替え、負荷側の事故を防止することとする。

No.8
発生年月 平成30年8月
事故発生電気工作物 気中開閉器(定格:7.2kV −A  製造年:−年)
事故の状況  電力会社から連絡を受け、現場を調査した結果、気中開閉器に直撃雷を受け激しく損傷しているのを確認した。
事故原因 自然現象(雷))
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:−kW、供給支障時間:75分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:許可選任)
再発防止対策  −

No.9
発生年月 平成30年9月
事故発生電気工作物 引込ケーブル(6.6kVCV38mu×3芯  製造年:−年)
事故の状況  電力会社から連絡を受け、現場を調査した結果、引込ケーブルの絶縁不良(絶縁抵抗値1線が0MΩ)であることが判明した。
 なお、引込ケーブルは設置後30年以上が経過し、劣化傾向が見られ、設備改修を依頼していた。
事故原因 自然現象(雷))
被害状況
(事業場の概要)
供給支障電力:1,540kW、供給支障時間:65分
(受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
再発防止対策  ケーブルの目視点検を確実に行うとともに、ケーブルの劣化について傾向管理する。

北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2730〜2732)
ファクシミリ:011-709-1796
E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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