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平成27年度第4四半期(1月〜3月)の管内における波及事故について

平成29年 3月17日
北海道産業保安監督部

 平成27年度第4四半期(1月〜3月)に発生した管内における自家用電気工作物の破損等により一般電気事業者の電力供給に支障を与えた事故(波及事故)について、電気関係報告規則に基づき3件の報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせいたします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期

No.1
発生年月 平成28年1月
事故発生電気工作物 配電線路
事故の状況
  • 耐雷素子付きCF遮断器の更新作業完了後、電力会社と連絡を取り確認しながら責任分界点に設置したPASを投入したところ、電力会社から責任分界点直近のリクローザが開放となったとの連絡があり、即座に当該PASを開放。
  • 受電点から2次側の点検を実施したところ、更新した耐雷素子付きCF遮断器の溶断を確認。
  • 耐雷素子付きCF遮断器の更新後、電源を投入した際の過渡的な突入作業により、徐々に劣化していた巻線の絶縁劣化が急激に進み、巻線が短絡するレアショート現象が生じ、筐体設置より地絡事故に至ったものと推定。
  • 事故原因 保守不備(自然劣化)
    被害状況
    (事業場の概要)
    供給支障電力:340kW、供給支障時間:11分
    (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:選任)
    再発防止対策 定期点検を行い、劣化が確認されたものは計画を立案し適宜更新する。

    No.2
    発生年月 平成28年3月
    事故発生電気工作物 高圧気中開閉器(定格7.2kV 200A GR付 製造年:2011年)
    事故の状況
  • 事故当日は暴風雪となっていた。
  • 電力会社の変電所の過電流継電器が動作し、波及事故が発生。
  • 停電の連絡を受けた外部委託の主任技術者が点検を実施したところ、区分開閉器電源側碍子部の破損を確認。
  • 暴風雪(塩雪害)の影響により碍子と絶縁電線でトラッキングが発生し、地絡短絡となり波及に至ったものと推定。
  • 事故原因 自然現象(風雨・雪・塩)
    被害状況
    (事業場の概要)
    供給支障電力:33kW、供給支障時間:26分
    (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
    再発防止対策 開閉器の設置位置の変更を検討。

    No.3
    発生年月 平成28年3月
    事故発生電気工作物 高圧引込みケーブル
    事故の状況
  • 設置者から漏水調査の依頼を受け、設備工事会社の作業者が漏水箇所の調査を実施。
  • 電気の知識が無い者であったため、水道パイプと高圧ケーブルを間違えて切断。
  • 電力会社の変電所の地絡継電器が動作し、波及事故が発生。
  • 事故原因 故意・過失(作業者の過失)
    被害状況
    (事業場の概要)
    供給支障電力:60kW、供給支障時間:37分
    (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託)
    再発防止対策
  • 高圧引込ケーブル保護を目的として金属管配線とする。
  • 高圧ケーブルの存在を知らしめるため、金属管表面に「高圧ケーブル」シールを要所要所に貼付ける。

  • 北海道産業保安監督部 電力安全課
    電話:011-709-2311
    (内線 2730〜2732)
    E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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