北海道産業保安監督部
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平成28年度第1四半期(4月〜6月)の管内における発電所主要電気工作物破損事故等について

平成28年 8月29日
北海道産業保安監督部

 平成28年度第1四半期(4月〜6月)に発生した管内における発電所主要電気工作物破損事故について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して1件の報告があり、概要についてお知らせします。
 主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
 したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期

No.1
件名 【水力】事業用発電所 発電電動機破損事故
発生年月 平成28年5月
事故発生電気工作物 発電電動機
事故の概要
  • 水車発電電動機トリップ。
  • 調査の結果、当該発電機の中性点短絡バーの溶損を確認。
  • 事故原因 保守不備(保守不完全)
  • 中性点短絡バーの溶損の原因は、リード線と短絡バーの接続部の接触不良により、当該部で温度上昇がおき、運転中の振動が重なり接触面が離間、アーク放電が発生し溶損に至ったものと推定。
  • 再発防止対策
  • 溶損箇所について改善した対策品に取り替えた。
  • 中性点の各相リード及び短絡バーの温度管理を行い監視することとした。

  • 北海道産業保安監督部 電力安全課
    電話:011-709-2311
    (内線 2720〜2722)
    E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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