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平成28年度第3四半期(10月〜12月)に発生した管内における発電所主要電気工作物破損事故について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して10件の報告があり、概要についてお知らせします。
主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。
件名 | 【風力】自家用発電所 発電機漏油事故 |
発生年月 | 平成28年10月 |
事故発生電気工作物 | 発電機 |
事故の概要 | |
事故原因 | 設備不備(製作不完全)
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再発防止対策 | 以下の対策を検討中。
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件名 | 【火力】事業用発電所 移動用発電機破損事故 |
発生年月 | 平成28年10月 |
事故発生電気工作物 | 発電機 |
事故の概要 | |
事故原因 | 保守不備(自然劣化)
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再発防止対策 |
件名 | 【風力】自家用発電所 風力機関 風車の破損事故 |
発生年月 | 平成28年10月 |
事故発生電気工作物 | ブレード |
事故の概要 | |
事故原因 | 自然現象(雷)
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再発防止対策 | 計画的に風車の耐雷化工事を実施予定。 |
件名 | 【火力】自家用発電所 ボイラー破損事故 |
発生年月 | 平成28年10月 |
事故発生電気工作物 | 節炭器 |
事故の概要 | |
事故原因 | 保守不備(自然劣化)
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再発防止対策 |
件名 | 【風力】自家用発電所 発電機破損事故 |
発生年月 | 平成28年10月 |
事故発生電気工作物 | 発電機 |
事故の概要 | |
事故原因 | 保守不備(自然劣化)
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再発防止対策 |
件名 | 【風力】自家用発電所 風力機関破損事故 |
発生年月 | 平成28年11月 |
事故発生電気工作物 | 発電所主要電気工作物全般 |
事故の概要 | |
事故原因 | 保守不備(保守不完全)
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再発防止対策 |
件名 | 【太陽光】自家用発電所 逆変換装置破損事故 |
発生年月 | 平成28年12月 |
事故発生電気工作物 | PCS(逆変換装置) |
事故の概要 | |
事故原因 | 設備不備(製作不完全)
パワーユニット受側プラグの絶縁シートプラグ部の異常発熱により溶融し、W相プラグと筐体金具間にアークが発生して絶縁低下・地絡に至ったものと判断。 なお、異常加熱した原因は製造不良又は部品不良によるコンタクトの変形、ばね力の低下から接触抵抗が大きくなったものと推定。 |
再発防止対策 |
件名 | 【火力】自家用発電所 ボイラー破損事故 |
発生年月 | 平成28年12月 |
事故発生電気工作物 | ボイラー降水管ブロー配管 |
事故の概要 | |
事故原因 | 設備不備(施工不完全)
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再発防止対策 |
件名 | 【火力】自家用発電所 ボイラー破損事故 |
発生年月 | 平成28年12月 |
事故発生電気工作物 | ボイラー水管 |
事故の概要 | |
事故原因 | 保守不備(保守不完全)
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再発防止対策 | また、管の耐摩耗処置を検討する。 |
件名 | 【火力】事業用発電所 ボイラー破損事故 |
発生年月 | 平成28年12月 |
事故発生電気工作物 | 節炭器管 |
事故の概要 | |
事故原因 | 保守不備(自然劣化)
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再発防止対策 |
北海道産業保安監督部 電力安全課 電話:011-709-2311 (内線 2720〜2722) E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp |
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