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平成29年度の管内における感電等死傷事故について

平成30年10月23日
北海道産業保安監督部

 平成29年度に発生した管内における感電等死傷事故について、電気関係報告規則に基づき当部に対して3件の報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

No.1
発生年月 平成29年7月
事故発生
電気工作物
送電設備(使用電圧:66kV)
事故の状況  送電線のがいし点検作業中、鉄塔の検電と接地取付作業のため、被災者が鉄塔に昇り、作業員が下で検電器により停電を確認した。
 その後、作業員は鉄塔の上方まで昇り、被災者は鉄塔の下方で接地取付作業を開始したところ、誤って活線側に接地棒を接触(または接近)させ、アークによって負傷をした。
事故原因 作業方法不良
被害の状況
(被害者、年齢)
不休傷(熱傷・電撃傷の疑い)
(送電線のがいし点検作業員、28歳)
再発防止対策
  • 作業員への充電部に対する安全意識の向上
  • 停電回線確認後における作業前の各相検電の実施
  • 監視体制の強化

  • No.2
    発生年月 平成30年2月
    事故発生
    電気工作物
    送電設備(使用電圧:66kV)
    事故の状況  被災者は送電線の下に積んである護岸ブロックを吊上げる玉掛けのため、護岸ブロックの横で待機していた。
     クレーンのオペレーターがクレーン先端を送電線に接触させたのに気付かず、そのままフックを護岸ブロックに近づけたため、待機していた被災者が玉掛けをしようとフックを掴んだとき感電した。
    事故原因 第三者の過失
    被害の状況
    (被害者、年齢)
    左手親指第一関節及び左足裏に火傷
    (建設会社作業員、69歳)
    再発防止対策
  • 送電線付近作業における対策強化
     @協議事項の遵守徹底
     A注意喚起標識の設置など
  • 関係機関への要請(周知)

  • No.3
    発生年月 平成30年3月
    事故発生
    電気工作物
    需要設備(使用電圧:6.6kV)
    事故の状況  キュービクルの扉を開けて確実に電力量計の指示値を読もうとしたところ、急に体がふらつき咄磋に体を支えようとコンデンサの充電部に接触し感電した。
    事故原因 作業方法不良
    被害の状況
    (被害者、年齢)
    両手指先の電撃傷
    (電気メータ検針員、37歳)
    再発防止対策
  • 鍵の管理の徹底
  • 施設関係者への周知・教育
  • キュービクル内部の保護バリアの接地
  • 北海道産業保安監督部 電力安全課
    電話:011-709-2311
    (内線 2730〜2732)
    E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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