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平成30年度第4四半期(1月〜3月)の管内における発電所主要電気工作物破損事故等について

更新 令和元年10月11日
令和元年 5月15日
北海道産業保安監督部

 平成30年度第4四半期(1月〜3月)に発生した管内における発電所主要電気工作物破損事故等について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して7件の報告があり、概要についてお知らせします。
 主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
 したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

第1四半期第2四半期第3四半期第4四半期

No.1
件名 【風力】自家用発電所 増速機破損事故
発生年月 平成31年1月
事故発生電気工作物 増速機
事故の概要
  • ピッチ実角信号異常及びブレードピッチ実角信号変換器異常が発生したことにより風車が停止。
  • 調査を行ったところ、ローターヘッド内部のピッチ実角信号線の断線及び導油管のねじれによる破損を確認。
  • 増速機遊星歯車軸受を内視鏡カメラを用いて調査したところ、遊星歯車軸受の破損を確認。
  • 事故原因 調査中
    再発防止対策 検討中

    No.2
    件名 【火力】自家用発電所 ボイラー二次加熱器管漏洩事故
    発生年月 平成31年1月
    事故発生電気工作物 ボイラー二次加熱器管
    事故の概要
  • 炉内圧変動及び主蒸気流量低下発生。
  • ボイラー各所を点検した結果、加熱器付近より蒸気の噴出音らしき音を確認し、経過観察とした。
  • 給水流量と主蒸気流量の差が拡大してきたことから、運転継続は不可能と判断しボイラーの停止作業に入った。
  • 二次加熱器管の1本について、管固定金物溶接部下部から折損していることを確認した。
  • 事故原因 保守不備(保守不完全)
  • ガス流れやスートブロワ蒸気による管の振動で、固定金具部分に応力が集中し、繰返し応力により疲労破壊に至った。
  • 再発防止対策
  • 休転時にスートブロワ近傍の固定金具部においてPT検査を行い健全性を確認する。
  • 割れ等の不適合が確認された場合は管の部分取替補修を行う。

  • No.3
    件名 【火力】事業用発電所 ボイラー火炉後壁水冷管破損事故
    発生年月 平成31年2月
    事故発生電気工作物 ボイラー火炉水冷管
    事故の概要
  • スートブロア付近から蒸気漏洩音を確認。
  • 通常より補給水流量が増加していることから、ボイラー蒸気漏洩模様と判断し、解列に向けて負荷降下を開始。
  • 点検の結果、火炉後壁水冷壁管に孔あき1本、二次損傷管(減肉)1本を確認。
  • 事故原因 保守不備(自然劣化)
  • スートブロアが電動機とピニオンシャフトを繋ぐ連結ピンの脱落(経年使用に伴う劣化により折損したものと推定)により噴射位置の状態で停止していることを確認したため、損傷間が連続的に噴射蒸気に晒され、損傷(スチームカット)に至ったものと推定する。
  • 再発防止対策
  • スートブロアは、取り外して使用を停止した。
  • 他のスートブロアについては、連結ピンの全数取り替えを実施し、試運転により異常がないことを確認した。

  • No.4
    件名 【風力】自家用発電所 発電機破損事故
    発生年月 平成31年2月
    事故発生電気工作物 発電機
    事故の概要
  • 出力電流異常発生により発電機運転停止。
  • 保守管理を行う管理者が当該警報の発報を受信。保守管理要員が現場に急行。
  • 現場にて、上記管理要員が以下のとおり状況確認を実施。
     発電機外観及び発電機端子台の状況を目視及び触診にて確認し、外傷、変形、発火、発電及びスパーク痕等の異常なし。
     固定子巻線及び発電機冷却水の温度を風車制御装置の表示にて確認し、いずれも正常。
  • 当日は原因特定に至らず、以後の調査を風車メーカーに依頼。
  • 事故原因 調査中
    再発防止対策 検討中

    No.5
    件名 【火力】自家用発電所 燃料油流出事故
    発生年月 平成31年3月
    事故発生電気工作物 燃料タンク配管
    事故の概要
  • 技術員が構内パトロール中に油臭を確認。
  • 調査の結果、燃料タンクから発電機への配管ジョイント部に亀裂が入り、そこから軽油(2kl)が流出していることを確認。
  • 側溝から濁水処理設備を経由して放流箇所の沢へ流出。
  • 事故原因 保守不備(保守不完全)
  • 凍上及び積雪荷重、配管への局所加重等により、燃料タンクと発電機を繋ぐ燃料配管が破損したと推定。
  • 再発防止対策
  • 凍上防止対策:砕石による凍上抑制層の造成ならびに、基礎コンクリートを打設する。
  • 雪荷重対策:現架台間に架台を新設するとともに、弱部に架台を増設する。
  • 不等沈下対策:フレキシブル管を設置する。
  • その他:発電機を常時使用しない場合は燃料バルブを閉にし、万が一の配管破損時にも燃料の流出を最小限に抑える。

  • No.6
    件名 【火力】自家用発電所 ボイラー火炉右側壁蒸発管漏洩事故
    発生年月 平成31年3月
    事故発生電気工作物 ボイラー火炉蒸発管
    事故の概要
  • 現場作業員から重油バーナー口付近にチャーベットの塊が出来ているとの報告。
  • バーナー口付近を点検したところ、炉内で蒸気の吹き出しが見られた。
  • 遠隔監視データでも給水量と主蒸気流量の差が通常値(+1.0t/h)に対して+3.5t/hまで増加していることも確認されたため漏洩と判断。
  • 事故原因 保守不備(保守不完全)
  • 起動(助燃)バーナー直下であり、局部的な減肉であることから、重油バーナー火炎によりスタッド管表面のスメルトが溶融剥離し、高温のスメルトにより局部的に経年腐食をもたらしたと推定。
  • 再発防止対策
  • 当該箇所を次回定期事業者検査にて18クロム鋼肉盛計画。
  • 類似箇所の再調査、交換準備。
  • バーナー付近以外のサンプル点検(外観、肉厚)。

  • No.7
    件名 【火力】自家用発電所 ガスタービンスラスト軸受破損事故
    発生年月 平成31年3月
    事故発生電気工作物 ガスタービンスラスト軸受
    事故の概要
  • スラスト軸受温度HH点灯にてタービントリップ。
  • 潤滑油目視点検にて水混入(潤滑油白濁)及びスラストメタル軸受及びタービン軸の焼き付けを確認。
  • 事故原因 保守不備(保守不完全)
  • 潤滑油クーラーの熱交換プレートにピンホール状の穴が発生。潤滑油に冷却水が混入し、油膜形成できずスラストメタル及びタービン軸の焼き付きに至った。
  • 再発防止対策
  • 保守管理の改善:熱交換プレートを事後保全管理から予防保全へ変更。(8年周期でプレート全数取替)
  • 軸受温度H警報吹鳴の早期化:温度H警報の設定温度を従来より低い温度に変更。

  • 北海道産業保安監督部 電力安全課
    電話:011-709-2311
    (内線 2720〜2722)
    ファクシミリ:011-709-1796
    E-mail hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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