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平成30年度下半期(10月〜3月)の管内における主要電気工作物破損事故等(発電所を除く)について

平成31年4月26日
北海道産業保安監督部

 平成30年度下半期(10月〜3月)に発生した管内における主要電気工作物破損事故(発電所を除く)について、電気関係報告規則(以下、規則という。)に基づき当部に対して1件の報告があり、概要についてお知らせします。
 主要電気工作物は、施設の運転、維持又は保安対策上必要不可欠なものとして規則に定められており、当該電気工作物の破損事故によっては、施設の機能に重大な影響を及ぼすだけではなく、道路や公園等の公共の財産に損害を与え、社会的に影響を及ぼすおそれがあります。
 したがって、発電所に電気工作物を設置する者には、上記のような損害の発生等を抑止するため、「発電用火力設備に関する技術基準」、「発電用水力設備に関する技術基準」又は「発電用風力設備に関する技術基準」に適合するよう維持、管理するとともに、万が一、当該事故が発生したときには、その原因を究明し、再発防止対策を図ることが求められています。
電気保安に携わる皆様におかれましては、本事例を参考として、事故に伴う損害を十分に認識し、発生し得る社会的な影響を踏まえ、保安意識・技術の向上や、適切な点検・計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

上半期下半期

No.1
発生年月 平成30年10月
事故発生電気工作物 分路リアクトル(定格:66kV 250,000kvar 製造年:2010年)
事故の状況  分路リアクトルの保護継電器により当該機器の遮断器が動作した。保守員が現地にて目視点検を実施したが外観上、特に異常がなかった。次に油中ガス分析用サンプル油を採取し、直営で絶縁抵抗測定と巻線抵抗測定を実施した結果、v-w相およびw-u相の巻線抵抗値に異常(受入との相違)を確認した。また、油中ガス分析の結果でも『異常』と判定された。
 後日、製造メーカーが巻線インピーダンス測定を実施。同様に巻線抵抗値に相違を確認したため、分路リアクトルW相異常による内部破損事故と判断した。
 なお、内部点検の結果、タンク底部に黒化した絶縁紙が浮遊し、故障時に発生したカーボンが内部全体に付着していた。加えて、分路リアクトルW相コイル下部に熔解した銅粉があった。
事故原因 調査中
(分路リアクトル内部(W相巻線)の故障によるものと推定するが、詳細な故障部位および発生原因について調査中)
再発防止対策 原因究明後、対策を講ずる。
北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2730〜2732)
E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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