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平成30年度下半期(10月〜3月)に発生した管内における自家用電気工作物の破損等により一般電気事業者の電力供給に支障を与えた事故(波及事故)について、電気関係報告規則に基づき3件の報告があり、概要をとりまとめましたのでお知らせいたします。
電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。
発生年月 | 平成30年11月 |
事故発生電気工作物 | ケーブル(定格:6.6kVCV60mu 製造年:1968年) |
事故の状況 | 電力会社の過電流継電器が動作、再閉路作業を行い、当該事業所の配電塔以降に事故箇所であることを特定した。調査の結果、開閉器に接続されているケーブルが短絡・焼損していることが判明した。 |
事故原因 | 保守不備(保守不完全) |
被害状況 (事業場の概要) |
供給支障電力:300kW、供給支障時間:215分 (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託) |
再発防止対策 | ・電力会社と協議し、主遮断装置の電源側に自家用電気工作物を設けないこととした。 ・定期点検に加え、経年機器について劣化診断や設備更新を行い、事故・故障を未然に防ぐこととした。 |
発生年月 | 平成31年1月 |
事故発生電気工作物 | 負荷開閉器(定格:7.2kV 200A 製造年:1984年) |
事故の状況 | 電力会社の地絡過電流継電器が並びに地絡過電流圧継電器が動作、電力会社が当該事業所の分岐開閉器を開放し、停電が解消された。 電力会社から連絡を受けた主任技術者が、現場を調査した結果、キュービクル下部の金物が劣化・腐食により大きな穴が開いていたため、当該箇所から雪が侵入し、地絡が起き、さらに短絡に至ったものと推定した。 |
事故原因 | 自然現象(氷雪) |
被害状況 (事業場の概要) |
供給支障電力:260kW、供給支障時間:112分 (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託) |
再発防止対策 | 恒久対策として当該キュービクルの交換をすることとした。 |
発生年月 | 平成31年2月 |
事故発生電気工作物 | 気中開閉器(定格:7.2kV 200A 製造年:1993年) |
事故の状況 | 電力会社の地絡過電圧継電器が動作、電力会社が当該事業所の分岐開閉器を開放し、停電が解消された。 電力会社から連絡を受けた主任技術者が、現場を調査した結果、気中開閉器の負荷側ケーブル引き出し部にアーク痕を確認した。 なお、前日並びに当日落雷が発生していたこと、区分開閉器の負荷側ケーブル引出部の碍子が雷により破損したものと推定した。 |
事故原因 | 自然現象(雷) |
被害状況 (事業場の概要) |
供給支障電力:179kW、供給支障時間:113分 (受電電圧:6.6kV、電気主任技術者の選任形態別:外部委託) |
再発防止対策 | − |
北海道産業保安監督部 電力安全課 電話:011-709-2311 (内線 2730〜2732) E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp |
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