北海道産業保安監督部
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平成30年度下半期(10月〜3月)の管内における感電等死傷事故について

平成31年4月26日
北海道産業保安監督部

 平成30年度下半期(10月〜3月)に発生した管内における感電等死傷事故について、電気関係報告規則に基づき当部に対して2件の報告があり、概要についてとりまとめましたのでお知らせします。
 電気工作物を設置する者には、感電、火災及び供給支障等の防止を図るために「電気設備の技術基準」に適合するよう電気工作物を設置し、維持することが求められております。
 電気保安に携わる皆様におかれましては、これら事故に伴う損失・被害を十分に認識し、保安意識・技術の向上や、適切な点検、計画的な設備更新を図るとともに、自主保安体制の充実・強化に努め、電気事故の防止に役立てていただきますようお願いいたします。

上半期下半期

No.1
発生年月 平成30年11月
事故発生電気工作物 配電設備(使用電圧:6.6kV)
事故の状況  高圧配電線の引替工事において、業者から管理員に工事完了見込みの電話をした。連絡を受けた管理員は系統担当者に作業完了見込みの連絡をしたが、系統担当者は作業引き受けであると認識した。
 系統担当者は、系統切戻し操作を開始、作業工区内へ送電するよう現地操作員へ指示し、開閉器を投入したため、高圧電線振分箇所の高圧絶縁テープ処理作業を行っていた作業者が感電した。
事故原因 作業方法不良
被害の状況
(被害者、年齢)
入院加療(重傷:左手の小指及び薬指に電撃傷、左右の脛に電撃傷)
(電気工事従事者、22歳)
再発防止対策
  1. 連絡に関する運用のルール化(手順の明確化等)
  2. 送電操作前確認の徹底(安全確認の徹底)
  3. 短絡接地器具の取付(手順に明記し、作業責任者が取付・取り外しを確認)

No.2
発生年月 平成31年2月
事故発生電気工作物 需要設備(使用電圧:6.6kV)
事故の状況  キュービクルの主遮断器を開放し、キュービクル内の高圧コンデンサの撤去作業を開始した。作業員が高圧コンデンサ用母線指示金属バーを外し、被災者に渡した。被災者は受け取った金属バーを置こうとしてバランスを崩し、当該遮断器の電源側の避雷器用断路器に金属バーを接触させ、感電した。
事故原因 作業準備不良
被害の状況
(被害者、年齢)
入院加療(電撃傷)
(電気工事従事者、76歳)
再発防止対策
  1. 工事内容を把握し、工事業者と危険箇所の把握、手順の確認を行う。
  2. 設置者、工事業者等との打合せ等を密接に行い、安全確認を徹底する。
北海道産業保安監督部 電力安全課
電話:011-709-2311
(内線 2730〜2732)
E-mail bzl-hokkaido-denryokuanzen@meti.go.jp

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