~国内初となる電気工作物の事故情報データベースの活用~
これまで当監督部のHPにて公表を行っていた電気事故報告の概要について、今後は、独立行政法人製品評価技術基盤機構の「詳報公表システム」において公表することにしましたのでお知らせいたします。
電気を供給するために使われている電気事業用・自家用の電気工作物では、毎年500件以上の「詳報」(電気事業法電気関係報告規則第3条に基づき報告される事故情報)が国(経済産業省)に報告され、蓄積・公表されています。2021年12月10日、経済産業省の第26回産業構造審議会 保安・消費生活用製品安全分科会 電力安全小委員会において、事故の再発防止等の観点から、従来の取り組みをさらに進め、電気工作物の事故情報を詳細かつ全国規模で集約し、より活用しやすい形で公開することが求められました。 そこで独立行政法人製品評価技術基盤機構電力安全センターでは、経済産業省本省や各産業保安監督部と連携し、これまで構築を進めてきた全国の電気工作物の事故情報(詳報)のデータを一元化し、検索、ダウンロード等の機能を備えた「詳報公表システム」として提供することとなりました。 本システムにより、電気工作物に関わる事故情報の利活用がさらに進み、再発防止策、未然防止策の立案に寄与し、電力の安定供給に貢献することが期待されます。