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産業保安
高圧ガス
高圧ガスの事故集計
北海道管内における高圧ガス事故の発生状況について(令和4年) (喪失・盗難を除く)
北海道管内における高圧ガス事故の発生状況について(令和4年) (喪失・盗難を除く)
令和 5年 3月17日
北海道産業保安監督部保安課
整理
番号
発生日
発生場所
事故現象
人的被害
物的被害
事故の概要
発生原因
1
R4.2.5
鉄スクラップ作業場
爆発
重傷1
なし
廃油用ドラム缶(空)をアセチレンガスで溶断作業をしていたところ、缶内に気化していた油分が溶断熱により着火し爆発、破断したドラム缶の底部が顎等に当たった。
溶断作業手順の不備
2
R4.2.6
実験場
容器の破裂・破損
なし
なし
ロケットに搭載する高圧ガス容器の性能検査を行うため、窒素ガスを用いた耐圧試験を行っていたところ、当該容器が破断し飛散した。
圧力センサ校正値の誤設定
3
R4.2.14
タンクローリー
漏えい
(LP)
なし
なし
LPガスバルクローリーが配送のため札幌市内を走行中、路面マンホール上の凹み部分に進入したところ、車両下部が路面上の積雪部と接触し、その衝撃で液元弁フランジの締結部に緩みが生じ、LPガスが漏えいした。
運転手による判断、予測ミス
4
R4.2.24
食品工場
漏えい
(LNG)
なし
なし
ローリーにより貯槽へLNGを充填していたところ、ローリーのパージ弁下流の放出管からガスが漏えいしたため、ローリーの加圧を停止し、下流充填弁を閉止しようとしたが、漏えいが止まらず、その他の弁操作を行ったがガスの漏えいが続いた。
シール点検不足による締付け不良
5
R4.5.30
食品工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
担当者が設備の日常点検時に、アンモニア臭がしたため、直ちに冷凍機を停止させ設備を点検したところ、低圧アンモニア液ポンプの圧力計接続部からアンモニアガスの漏えいが発生しているのを確認した。
経年劣化及び締付け管理不良
6
R4.6.29
食品工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
アンモニア漏えい検知装置の作動により異常停止し、オペレーターが現場点検を行ったところ、圧縮機のメカニカルシールからのアンモニア冷媒の微量漏えいが確認された。
経年劣化
7
R4.7.24
化学工場
漏えい
(塩素)
なし
なし
1号貯槽付近のガス漏洩検知器が発報。作業員が現地でアンモニアによる漏洩確認を実施したところ、同貯槽の液面発信器フランジより漏洩を確認した。
締付け不良
8
R4.7.25
電子部品工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
アンモニア臭がするのを従業員が確認し、同社からの連絡で到着した消防隊員がアンモニア消費設備の流量計が漏えい箇所と推定。
経年劣化によるパッキンの変形
9
R4.7.28
化学工場
漏えい
(塩素)
なし
なし
ローリー充填場において、液体塩素をローリーへ充填中、作業員が塩素臭に気づき、周囲を確認したところ、液側ヘッダー除害配管のサポート付近より塩素ガスの漏えいを確認した。
腐食による配管のピンホール発生
10
R4.8.15
食品工場
漏えい
(フロンガス)
なし
なし
冷凍機のサイトグラスからフラッシュガスが見えたので運転を停止し、翌日に修理業者が検知液により点検したところ、蒸発器の銅管コイル部からの漏えいが発覚した。
老朽化による配管の腐食
11
R4.8.29
自動車整備工場
火災
(アセチレン)
なし
なし
溶接作業中に燃料ガスホースが破裂し、噴出したアセチレンガスに引火。アセチレン容器付近で燃焼。
作業者がホースを潰ししたため 作業中の注意不足
12
R4.12.5
駐車場アスファルト舗装工事現場
漏えい
(液化石油ガス)
軽傷1
なし
アスファルト舗装に伴う融雪作業中、液化石油ガス容器と液化石油ガスハンドトーチバーナーホースとの接続箇所から漏えいした液化石油ガスにバーナー火が引火し、火災が発生したもの。
締付け不良
13
R4.12.9
食品工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
メーカーの作業者が冷凍機の年次点検をしていたところ、凝縮器内部からアンモニア臭がすることに気付き調べたところ、凝縮器内部配管からのアンモニアの漏えいを発見した。
配管の経年劣化
14
R4.12.20
石油精製工場
火災
(ナフサ & 水素)
なし
なし
高圧ガス製造設備である接触改質装置の熱交換器のチャンネル、チューブシート及びシェルのフランジ接合部上部付近から小火炎が上がっているのを発見した。 気密性が低下した接合部から水素とナフサの混合ガスが漏えいし、大気と接触したことにより自然発火。
フランジ接合部のガスケット経年劣化
15
R4.12.27
食品工場
漏えい
(フロンガス)
なし
なし
冷凍機が不調であったため、12月9日から運転を停止しており、12月27日、修理業者が当該冷凍機を確認したところ、圧縮機1次側止め弁のフランジパッキンから冷媒の微量漏えいが発覚し、当該箇所の修理を実施した(一カ所目の漏えい)。
フランジ接合部のガスケット締付け管理不良 蒸発器配管からの漏えい原因は不明
注) ※北海道及び札幌市から報告のあった事故を掲載
お問合せ先
北海道産業保安監督部 保安課
電話:011-709-2311(内線)2745
メール:bzl-hokkaido-hoan★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。
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