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産業保安
高圧ガス
高圧ガスの事故集計
北海道管内における高圧ガス事故の発生状況について(令和5年) (喪失・盗難を除く)
北海道管内における高圧ガス事故の発生状況について(令和5年) (喪失・盗難を除く)
令和 6年 3月19日
北海道産業保安監督部保安課
整理
番号
発生日
発生場所
事故現象
人的被害
物的被害
事故の概要
発生原因
1
令和5年4月6日
製造所
漏えい
(水素、炭酸ガス)
なし
なし
水素製造装置の運転中、脱気器から下流に供給される水のpH値が低下し、脱気器内の予熱器(チューブバンドル)から水素を主成分とする混合ガス漏洩の可能性を疑い装置を停止。
脱気器を開放し、チューブ1本が管板との接合部(拡管部)において割れているのを確認した。
検査管理不良
2
令和5年5月11日
燃焼試験棟
破裂・破損
なし
なし
外注業者による配管施工後の気密試験(常用圧力:14.7Mpa、使用予定のガス種:窒素ガス)を窒素ガスにより行っていたところ、配管の継手部分が外れ高圧ガスが噴出し、配管の一部が破損した。
施工不良
3
令和5年7月11日
食品工場
漏えい
(フロンガス)
なし
なし
機械が運転開始後に異常停止したため、検査を実施した結果、トンネルフリーザの液配管溶接部から泡が出ているのを確認した。
経年劣化
4
令和5年7月12日
大学
漏えい
(窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、エチレン、エタン)
軽傷1
なし
混合ガス(窒素、一酸化炭素、二酸化炭素、エチレン、エタン)を実験機器(ガスクロマト装置)まで供給する消費施設において、一次側の仕切弁を開放した際、配管とガスクロマト装置との接続部分が離脱したことでガスが漏えいした。
関係者1名が仕切弁を閉止し、当該ガスの漏えいを停止した際、当該ガスを吸引し負傷した。
締結管理不良
5
令和5年8月21日
冷蔵倉庫
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
冷凍機を作動していたところ、諸警報により当該設備の作動が停止し、その停止の反動及び影響等により、圧縮機のメカニカルシール部分からオイルとともに冷媒ガスが漏えい。その後の調査で、メカニカルシール部分から冷媒ガスであるアンモニアが漏えいしたことが判明した。
点検不良
6
令和5年8月28日
工事現場
火災
(アセチレン、酸素)
なし
なし
高所作業車にて圧縮アセチレン及び圧縮酸素容器に接続しているガス溶断器を使用し、物品販売店舗の屋外看板の鉄骨溶断作業中、バーナー火で熱せられた溶断部の一部が溶摘し、歩道上植え込み部の樹木に着火した。
誤操作、誤判断、認知確認ミス
7
令和5年8月28日
建設現場
火災
(液化石油ガス)
なし
なし
一般住宅敷地内において、工事業者がアスファルト舗装作業中、液化石油ガス容器に接続しているハンドトーチのバーナ火が、一般住宅の外壁内の可燃物に着火した。
誤操作、誤判断、認知確認ミス
8
令和5年9月11日
冷蔵倉庫
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
点検担当者が操業前の点検中、ユニット型冷凍圧縮機本体付近から刺激臭を確認した。点検したところ、ユニット内部の冷媒アンモニア配管の腐食孔(ピンホール)から、アンモニアが微少漏えいしていることを発見した。
腐食管理不良、点検不良
9
令和5年9月12日
機械部品製造所
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
アンモニアガス供給時の切替作業後にアンモニアガスが漏洩し、漏洩検知警報設備が鳴動。圧力計ラインのバルブに接続するパッキン破損と、ボンベから集合装置に接続しているバルブのグランドパッキン部からガスが漏洩していた。
検査管理不良
10
令和5年9月30日
金属製品製造所
破裂・破損
なし
なし
従業員がガソリンエンジン溶接機を使用し、作業所拡張作業をしていたが、昼食のため中断し、その場を離れた。その後、何らかの原因で作業場所付近から火災が発生し、作業所内に貯蔵中であった液化炭酸ガス容器1本が火炎の輻射熱を受け、破裂した。
火災の火炎による輻射熱
11
令和5年10月4日
食品工場
漏えい
(フロンガス)
なし
なし
吐出昇音防止保護装置が作動し、機械が停止。点検したところ、圧縮機廻りの冷媒配管にクラックがあり、そこから冷媒が漏洩したことを確認した。
経年劣化
12
令和5年10月23日
製氷・貯氷所
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
操業前点検時、製氷室からアンモニア特有の刺激臭を確認。点検したところ、当該製氷液分離機の配管(炭素鋼管)に腐食孔(ピンホール)があり、アンモニアが漏えいしたことを発見した。
腐食管理不良、点検不良
13
令和5年10月26日
病院
漏えい
(液化酸素)
なし
なし
液化酸素が貯蔵されたコールドエバポレータの異常の有無を点検しようとしたところ、送液配管から白煙が出ていることを確認した。
経年劣化
14
令和5年11月1日
石油精製工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
定期自主検査として当該配管の肉厚測定検査中、微量の漏洩(陽炎程度)を確認した。
腐食管理不良
15
令和5年11月6日
食品工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
アンモニア冷凍機より、アンモニア漏洩警報器が発報し異常停止した。アンモニア漏洩箇所を調査したところ、アンモニア吐出配管の腐食による漏洩が発覚した。
腐食管理不良
16
令和5年11月22日
食品工場
漏えい
(アンモニア)
なし
なし
冷媒漏洩警報(軽警報)が発生。吐出配管からコンデンサーレシーバーへの配管接合部より、微量の冷媒漏洩をしていた。
製作不良
17
令和5年12月16日
石油精製工場
漏えい
(ブタン)
なし
なし
当該蒸発器の熱源であるスチーム(チューブ側)の凝縮水出口から、微量の可燃性ガスを検出し、当該機器を停止した。チャンネルを開放し検査した結果、過去に打設したプラグの一部から微量に漏洩したことが判明した。
振動による緩み
お問合せ先
北海道産業保安監督部 保安課
電話:011-709-2311 (内線) 2745
メール:bzl-hokkaido-hoan★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。
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